[公開] Henry Savage “Richard Middleton: the man and his work” PDF

ヘンリー・サヴェージ著『リチャード・ミドルトン その人物と作品』

 私が敬愛するイギリスの作家/詩人、リチャード・ミドルトンの友人ヘンリー・サヴェージによる評伝『リチャード・ミドルトン その人物と作品』という著作があります。日本では訳出されておらず、原本も1922年の出版で入手困難でした。ですが、近年のインターネットの発達により海外通販サイトの利用も簡単になり、私自身も復刻されたペーパーバックを十数年前に入手することができました。数年後にスキャンを行い電子的に利用は可能になりましたが、実際にはOCRの不備もあって満足のいくものではありませんでした。そのため、OCRを利用しつつ一から打ち直して公開しようと決意したのが、さらにその数年後、今から10年ほど前…と思っていたのですが、手元のファイルの作成日を見ると2010年のこと、およそ16年前のことでした。

 その後、結婚したり地震があったり子供ができたり鹿児島に引っ越したり転勤したり転勤したりと色々ありましたが、ようやく再開することができました。今回は Notebook LM に確認を協力してもらうことでさらに精度を上げられました。AI の発達が再作業の後押しであったことは間違いありません。感謝します。

[2026/07/01 追記]
表記ミスに気付いたので、修正して上げ直しました。そのうちこの投稿の内容をほとんどそのまま固定ページにします。翻訳も始めたので、そちらもいずれ公開します。

原本

 原本は先述の通り、自身で購入したコピーによるペーパーバック版(1922年、初版)ですが、インターネット上のスキャンされた同じ書籍を参考に利用しました。スキャンミスなのかどうかは、すでに引っ越しの際にスキャンした原稿を処分したので分りませんが、一部ページが欠落していたのでネット上の原本の存在は大きく助けになりました。

作成について

 基本的には、原本をOCRして得られた文章をそのまま入力しています。使用したソフトウェアは Apple Pages になります。egword Universal2 の利用も検討しましたが、今回はファイル公開も考えていたため断念しました。Notebook LM にインターネット上のスキャン文献と打ち直し中のPDFをソースとして渡し、比較検討することで校正しました。作業時間は飛躍的に短くなりましたが、見落としがある可能性があります。ご了承下さい。

編集方針と免責事項

本ページで公開している『Richard Middleton: The Man and His Work』(Henry Savage 著)の打ち直し版は、1922年に出版された初版を底本とし、一字一句を正確にデジタル化したものです。公開にあたり、以下の編集方針を採っています。

  1. 原本への忠実性 本文、書簡、詩、脚注にいたるまで、原本の記述を最大限に尊重しています。当時の綴りや、現在では一般的でない句読点の使い方なども、著者の意図や時代の空気感を伝えるものとして、原則としてそのまま再現しています。
  2. 誤植の扱いについて 原本に見られた明らかな印刷上のミス(タイポ)についても、歴史的資料としての価値を鑑み、基本的には修正せずにそのまま入力しています。ただし、読解に著しい支障をきたすものや、明らかに不自然な数箇所については、可能な限り正しいと思われる綴りに改めています。
  3. 索引(INDEX)の再構築 原本の索引は1922年刊行当時のページ番号に基づいています。本デジタル版ではページ割りが異なるため、すべての索引項目を本ファイルの実ページに合わせて再検索し、リンクとして機能するように全面的に作り直しました。
  4. 図版の配置 原本では特定のページに挿入されていた図版(イラスト・写真)を、文章の区切りや内容の文脈に合わせて最適な位置(第4章の「20歳の写真」など)に再配置しています。
  5. 免責事項 細心の注意を払って校正を行っておりますが、手作業による入力のため、打ち直し過程での誤り(脱字等)が残っている可能性があります。また図版に関しては原本の不鮮明さを補うために Google Gemini を利用して調整しています。できるだけ元の図版の内容と異ならないように調整していますが、正確ではない可能性があります。本資料を利用したことによって生じた損害等について、制作者は一切の責任を負いかねます。原本の内容を厳密に確認する必要がある場合は、アーカイブ等で公開されているスキャンデータとの照合を推奨いたします。

原本(1922年版)の主な誤植・修正箇所リスト

打ち直し作業において特定された、原本のミスと思われる箇所および本版での対応一覧です。

  • 「Bohemians」のハイフンミス [原本 114ページ付近]
    • 箇所: 第7章。
    • 内容: 改行に伴うハイフンの位置が不自然(語の途中で不適切に分割)であったため、本版では標準的な綴りに調整しています。
  • フランス語のアクセントの不一致
    • 箇所: 著書名や人名。
    • 内容: 原本内で “Mélisande”や “Torçy” などのアクセント記号(アキュート・アクセントやセディーユ)が、箇所によって付いていたり欠落していたりする不安定な記述がありました。本版では、可能な限り正確なフランス語表記に統一・補完しています。
  • 固有名詞の綴りの揺れ
    • 内容: 同一人物を指す名前の綴りが、本文と索引で僅かに異なっている箇所がありましたが、本文の記述を優先しつつ、検索性を高めるため索引側で調整を行いました。
  • ページ番号の更新(INDEX)
    • 内容: 前述の通り、原本の索引に記載されていた「19, 103, 107」といった参照番号はすべて破棄し、本デジタル版の正しいページ(例:『Last Serenade』は12, 72, 82ページ)へとすべて書き換えています。

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